(実用新案出願済み)

ツイストローテーターユーザーマニュアル

 

 

 

1.          使用についてのご注意

 

➊ボートへの取り付けはガタの出ないようにしっかりと行ってください。

特に、バスボートで使用する場合は本体、ペダル共しっかりと固定してください。

走行中に振動で外れると非常に危険です。

➋ヘッド部分は樹脂製です。高温、風雨にさらされる場所での長期間の保存は素材を痛めることが考えられます。末永くお使いいただけるよう、野外保管の場合はカバーなどで対策をお願いします。

➌ペダルの回転部分やワイヤーで指を挟んでケガをしないように注意してください

➍お手入れにはシンナー、ベンジン、磨き粉、たわし、化学雑巾類は使用しないでください。製品の変質や劣化による事故や破損、けがや事故の原因になる場合があります。

➎運搬時はペダルをもって運んでください。ワイヤーを掴んでペダルをぶら下げるとワイヤーの破損、ペダルの落下、けがや事故の原因になる場合があります。

 

 

 

2.          主な部品リスト

ペダル一式

 

 

ヘッド、アウターチューブ、カラー

インジケーター

ワイヤー、アジャスター

 

 

 

3.ツイストローテーターの設置

 

ツイストローテーターのアウターチューブは32mmのステンレス製となっております。

 

➊ラムマウントを使用してレンタルボートのバウデッキに固定する場合。

別売りのこちらの商品がお勧めです。

RAM MOUNTS(ラムマウント) ベース部 1.5インチボール レールクランプ対応径32mm~47mm RAM-271U-12

他にラムマウントのアームとベースが必要です。アームは使用するデッキやボートによっても必要な長さが変わることがあります。ご注意ください。

 

➋バスボートのエレクトリックモーターに設置する場合。

 

デジタルストラクチャーから取り付けパーツが発売されております。https://digital-structure.shop/

こちらのアイテムをお使いいただければ各社のエレクトリックモーターに確実に取り付けられます。

取り付けパーツをセットするにあたり、シャフトカラーなどの部品を外す場合があります。

4mmの6画レンチでシャフトカラーを外すと、下からフランジ、クラウンコーン、樹脂リング、ベアリング、ロアカップの順に外すことが可能です。(フランジとクラウンコーンは一体化しています)

取り付けパーツをセットしたら、元の順に組み込みます。シャフトカラーを締め付ける際は、カーボンメインシャフトを引っ張った状態で行い、ベアリング周りの緩みやガタが無いようにしてください。

ロアカップ(画像一番上の丸みのあるパーツ)を手で回して、スムーズに回るようだと緩んでいます。

この部分は定期的にチェックしてください。

 

エレクトリックモーターを上げた状態でワイヤーがスムーズに収まっているかチェックしてください。変な曲がりがあるとペダルがロックした状態になります。

ディスクペダルにある6か所の穴を利用してディスクペダルをボートデッキに確実にねじ止めしてください。

 

 

 

4.ツイストローテーターの使い方

➊基本的な操作方法

ビンディングペダルに踵を乗せます。ペダルは片側45度、左右合わせて90度の範囲で可動します。

ペダルの回転方向に追従し、カーボンメインシャフトと、インジケーターが回転します。

(プーリー比はおよそ13.8)ペダルを最大90度回転させると、カーボンメインシャフトはおよそ340度回転します。)

 

ビンディングペダルを操作し、振動子を向けたい方向が決まったら、足先をフットレストに着地させます。こうすることでペダルが固定され、揺れる船上でも一定方向をキープすることが可能となります。

 

極わずかに動かしたい場合には、足先をフットレストに擦らせながらペダルを動かすと便利です。

 

➋インジケーター

インジケーターはヘッドカバーから持ち上げることで、ギアが外れ、向きを変えることができます。

ボートに取り付けたローテーターヘッドの取り付け角度の違いにより、ペダルとインジケーターの角度にずれが生じることがあります。

その場合はインジケーターを調整することで解決します。

ローテーターのインジケーターをずらした場合は、インジケーターの向きに振動子をセットし直してください。

 

➌ワイヤーアジャスター

ペダルから約30cm先のワイヤー上に設置しています。アウターの長さを変え、ワイヤーの張り具合を調整するパーツで5mm程度伸縮します。ペダル操作時に遊びが大きく感じた場合はワイヤーを張るためにアジャスターパーツを伸ばしてください、ペダル操作が重たい場合はアジャスターパーツを縮めてワイヤーを緩めてください。

 

レンタルボートにセットする場合、ワイヤーケーブルの取り回しで曲がりが多い場合と真っ直ぐになる場合と様々なケースが想定されます。

曲がりが多い場合は、ワイヤーがアウターに引っ張られた状態となるため、張りが強くペダルが重くなります。(ペダルが重い状態で使い続けるとワイヤーに負荷がかかり、破損する恐れがあります)

真っ直ぐな場合は逆に緩みやすく、遊びが多くなります。

ワイヤーアジャスターで調整してください。

また、ペダルを置く前に、ワイヤーケーブルの捻じれがないか確認してください。

注意)ワイヤーアジャスターは伸ばし過ぎると分解し、トラブルの原因となります。

 

➍ワイヤー取付金具

ワイヤーアジャスターで調整できる量は片側5mm程度です。

それ以上に調整が必要になった場合は、ディスクペダル

裏の四角いワイヤー取付金具へワイヤーの張り直しが必要です。

ワイヤーは2mmの6画レンチで取り外し可能です。

ディスクペダルが正面を向いた状態で、ヘッドカバーを開け、ヘッド内の富士山形の黒い樹脂パーツのツメがワイヤー入り口側に向くように左右のワイヤーのバランスをとってください。ワイヤーを保護するために必ず守ってください。

ワイヤーが長い場合は慎重に端をカットしてください。

 

➎メッシュプロテクター

メッシュプロテクターの網目は大きく広げることが可能です。

広げることで振動子のケーブルコネクターを通すことが可能です。

メッシュプロテクター内にケーブルを通すことですっきりとした見た目になります。

任意の位置にコネクターの出口を作ることも可能です。

 

 

 

5.アイテム

 

                                                                                         

➊ツイストローテーター(ノーマルモデル)

バスボートなどマイボートのエレクトリックモーターに設置するモデルです。

アウターチューブは30cm、ワイヤーケーブルは140cm程度です。

ディスクペダルのベースには6か所取り付け用の穴をあけています。

 

➋ツイストローテーター ショートモデル

レンタルエレキボートにラムマウントを使用しての取付けを想定したモデル。

ヘッド位置をバウデッキ面ギリギリに下げても、軸受けのベアリングケースが水没しないようにアウターチューブを15cmに設定。ワイヤーケーブルは90cm程度です。

ディスクペダルのベース裏には滑り止めのゴムシートが付きます。